1991年当時のサウンドにこだわるなら、1985年製のローランドのアナログシンセ「Alpha JUNO-2」をはじめとするAlpha JUNOシリーズです(JUNO106の後継機種の6ポリフォニックシンセ)。
実際の音はこんな感じです(↓はAlpha JUNO1ですが音源部は2と同じです)
Alpha Juno 1 Hoover sound recreation
シリーズにはAlpha JUNO-1(音源は同じ、鍵盤にベロシティ・アフタータッチなし)、MKS-50(ラック版Alpha JUNO)、HS-80(Alpha JUNO2のスピーカー内蔵版)、HS10(SynthPlus10)がありますが、なかなか入手も取り扱いも手間かもしれません。
(なおAlpha JUNOで本格的に音色エディットしたい人は、オプションのスライダーコントローラのPG-300や、VSTプラグインのエディター「reKon audio VST-AU Alpha JUNO Editor」もおすすめです。)
※おまけ・・・ローランド公式マニュアル。αJUNO-1マニュアル / αJUNO-2マニュアル / HS-80 マニュアル / PG-300 取扱説明書
↓ソフトシンセ紹介に続きます
ソフトシンセ「Sylenth1」でHoover音を出す
手っ取り早いおすすめの方法はアナログモデリング系ソフトシンセのSylenth1のプリセット音色「023 HOV Dominator」です。公式サイトで体験版がダウンロードできるのでとりあえず使ってみるのがおすすめです。(Win/Mac VST/AU)
実際の音は↓こんな感じです(0:09から)
Bloody Beetroots //. Warp 1.9 Preset in Sylenth
ちなみにこれは以下の曲の再現チュートリアル動画
The Bloody Beetroots and Steve Aoki – Warp 1.9 (2009)
試聴( iTunes Store)
またこういうのもあります↓(Alpha JUNO2との聴き比べ)
Danny Byrd Rave Digger Video Log 1. Alpha Juno Keyboard – Rave Sounds
3:55からSylenth1のプリセットHoover音色「023 HOV Dominator」が聴けます。
冒頭から鳴らしているのはAlpha JUNO2で2:30からHoover音が聴けます。
ちなみにこの動画は、ドラムンベースの名門レーベルHospitalの看板アーティストであるDanny Byrdの、レイヴサウンドをコンセプトにしたアルバム「Rave Digger 」(2010年)のメイキング映像です。Sylenth1を持っているのに、わざわざ「Alpha JUNO-2」でレイヴサウンドメイクしてます。これがなくてはならないと、マネージャーがわざわざebayでアメリカから取り寄せたそうです。
実際のサウンドは5:22から、Rave Diggerの5曲目「Hot Fuzz (feat. Tomahawk)」のリフを聴く事ができます。
Sylenth1はMassiveと並びメジャーなシンセで、様々な有名アーティストも使用しています。最近ならEDMの代表的アーティストHardwellやTiestoのような音を出したい人にもおすすめです。
数多くのプリセットも作られています
2013 – Sylenth1 Presets – FREE DOWNLOAD IN DESCRIPTION (FLP & FXP & MASTERED CHANNELS & FST)
ソフトシンセ「ReDominator」でHoover音を出す
ReDominator Intro
Alpha JUNO1/2のエミュレータ。
VST or AU (Audio Unit) 32 or 64-bit plug-in for Windows XP/7/8 and Mac OS X 10.7 or later
有名なフーバーパッチを含むアルファジュノ1/2の正確なエミュレーション
独自のPWM-ノコギリ波を含む14種類の低エイリアシング波形
高品質のフルレンジ24dB/octaveローパスフィルタ
標準ADSRよりもはるかに複雑で表現力豊かなサウンドを可能にするユニークな8パラメータエンベロープジェネレータ
200以上のバンドルパッチ(多くのシステムエクスクルーシブは、JU-2実機から変換)
パッチインポーター。アルファジュノからシステムエクスクルーシブのパッチをインポートでき、ReDominatorで再生可
コード·メモリー機能(VST / AU版のみ)
公式サイト http://www.audiorealism.se/redominator/
無料!ソフトシンセ「Phutura」でHoover音を出す
Phutura by Phuturetone
Windows用VST(32bit)。
Alpha JUNOをモチーフに開発されたバーチャルアナログシンセ
同時発音: 8音色(+8リリース予約)
発振器: 3オシレーター(ノコギリ波、パルスと小、4-6でそれぞれのサブタイプ)とホワイトノイズ波形
フィルタ:非共振ハイパスフィルター(4モード)と共振ローパスフィルタ
モジュレータ: LFO、ADSRエンベロープ、ピッチベンダー、モジュレーションホイールやキー·トラッキング
エフェクト:コーラス
MIDI:すべてのインターフェース·コントロールの自動化が可能
パッチ: 128パッチ(フーバー、ベース、リード、パッド、ポリフォニックシンセサウンドエフェクト·カテゴリーで80のプリセット、および48のブランクユーザーパッチ)
公式サイト http://www.phuturetone.com/phutura.php
ソフトシンセ「RAZOR」でHoover音を出す
Native Instruments のReaktorインストゥルメントであるRazorには、オシレーターそのものに「hoover」があります。
手っ取り早く使うならプリセット「033 Hooverish」を。
(Native Instruments KOMPLETE 価格情報)