超音速のスピード、半重力の快楽、そして「Designers Republic」による先鋭的なデジタルソリッドなデザインによるレーシングゲーム、「Wipeout」の虜となって久しいアドレナリン依存症の皆様。 シリーズ最新作の「 Wipeout Fusion」が日本で発売されない事実を知って憤慨してる人、諦めてしまった人、禁断症状で死にそうな人・・・大丈夫です。ついに、枯渇状態になってる脳にアドレナリンを大放出する時が来ました。 任天堂(+SEGA)が、やってくれました。超音速半重力レーシングの元祖、「F-ZERO」シリーズ最新作「 F-ZERO AX」。ゲーセンに登場です(25日にはGAMECUBE用の「F-ZERO GX」も発売)。さぁ今すぐオーバードーズしようじゃないですか。何度かプレイしてきたので、ちょっとレビューしてみます。 まぁとりあえず このムービー(7MB)を見てください(ign.comより)。公式サイトのムービーより、こっちの方が「スピード感」を感じられると思います。 プレイして最初に思ったのは、「うわ、このハンドリングの軽さ、昔スーパーファミコンで初代F-ZEROやったときと同じだなぁ」てことでいきなり壁にぶつかりまくり。懐かしさがこみ上げる。このゲーム、横に相手がいるときに、体当たりするテクニックとかがあるんですが、そんなことやってる余裕なし。というか走ってるだけでアドレナリン出まくってたのでそんなことすっかり忘れてました。 他に、これはたまらんと思ったのは、「ブースト」を使うと自機のスピードがいきなりはね上がるんですが、そのとき「 視界がゆがむ」演出。アドレナリン放出量増大。 あとトリッキーなコース。例えばパイプの表面(あるいは中)を進むところ。走ってるともう天地が入れ替わりまくりでこれまたアドレナリン放出量増大。他にも 下に100mくらい落下したりとか。 音楽は、王道的なゲーム音楽(ポップスでいうところのヴォーカル部分のような、キャッチ―なメロディーが主体)。スタイルは、オーバードライブTB303バキバキのキャッチ―テクノとか。「Wipeout」のストイックなテクノも大好きだけれども、これはこれでいいなぁ。世界観に合ってる。 筐体については、アーケード版は、筐体が2種類あって(シートが動くものと、動かないもの)、両方やってみたんですが、前者は中級者以上向けですね。なぜかというと、「初心者→ハンドリングに慣れないので壁によくぶつかる→そのフィードバックがシートに返ってくる→それでまたハンドリングをミスる」ということになりがちだからです。なのでシートのフィードバックが楽しめるようになるのは中級者以上ではというのが感想。 いまだかつてゲーセンのゲームに金をつぎ込むことはなかったんですが、最近くつがえり気味・・・。
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