2年前かな?、ひょんなことから彼女と知り合いになったんですが、その当時は、ミュージシャンではなく、画家/イラストレーターとして知り合ったのでした。青山スパイラルでの、 SIFC(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)で、彼女は自分の平面/立体作品を 展示していました。独特な作風。なんかレトロな不思議な感じ。その時、今平行で音楽活動もやっている、とは聞いてたんですが、まさかその後1年でインディーズデビューしてCD( 試聴/ bounce.com のレビュー)を出してしまうとは。とんでもない才女です。 さてそんな彼女が定期的に出演しているライブイベント、「詩百の木80」に行ってきました(場所は吉祥寺 STAR PINES CAFE)。毎回4組ほどのアーティストが出演するこのイベント。扇谷さんは毎回トリで。今回出演したのは「太陽バンド」「 ONE TONE avec 高橋ピエール」「 田部井とおる」「 扇谷一穂」。 「太陽バンド」を構成するのは1人の男性。ギター一本とヴォーカルのみでまったり聴かせてくれます。 「ONE TONE avec 高橋ピエール」は、女性ヴォーカルとギターの男性一人。それに今回はゲストとしてギターの高橋ピエールさん(これまたいい男)を迎えてのセッション。結構パーカッシブに弾いちゃったり、まったりもあったり、ヴォーカルも綺麗。CD買って帰りたかったけど、最近極度の金欠のため断念(涙) 「田部井とおる」はギター+ヴォーカルの田部井さん(男性)と、パーカッション+ドラムの男性一人。田部井さんはギターを弾くだけじゃなく叩いてスネアのようにも使ってました。なかなか「ゆるめな」ユーモアのある人で、MCもおもしろかった。 そして扇谷さん。おそらくベースにあるのは昭和歌謡。それにクラブVOSSAが混じった感じか。彼女の声はこれまた超ハスキー?てか渋い!!彼女のライブでは、CDのと全然違うアレンジになってるのがいい。CDだとリズムレスのまったり曲が、ライブだと激アグレッシブな曲になってたり。ライブに行った甲斐があるってもんだ。完全にバンド形式で、ヴォーカル、ギター、キーボード(もしくは鍵盤ハーモニカ)、ベース、そしてパーカッション。このパーカッションがまた、名前も知らない楽器を次から次に出してくるから面白い。キーボードは主にオルガンの音を使ってました。毎回バンドの面子は変えてるそうで。大変だわそりゃ。面子が変わるから同じ曲でも毎回ヴァージョンが変わってくるみたいだし。で、ライブ終了後扇谷さんに、「ライブヴァージョンの音源まじ欲しいッス!」みたいに言ったところ、送ってもらえることに。いや、超ありがたい&楽しみ! 現在の日本のメジャーな音楽シーンを見渡しても、彼女のようなジャンルをやっている人は見かけないし、要チェックかと!!
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