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[ 映画・映像 ]
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ふたたびマイケルムーア!!
POSTED BY millefoglie | 2004.03.03 WED 14:55 | 編集 | 削除
「
ボーリングフォーコロンバイン」に引き続き、借りてみました、
「
アホでマヌケなアメリカ白人」(原題:the Awful Truth with Michael Moore)。
もう、このタイトルからして、アブナイ、アブナイ(笑)
「ボーリング〜」と比べると、毒っ気200パーセント。
ドキュメンタリーというよりは、こちらは、エンタテイメント・ショーといったところ。
出てくる人びとを、もう、かたっぱしから笑い飛ばす、コキおろす。
もう、メチャメチャ楽しんでます、マイケルムーア氏。
正直に言うとこのタイトル、観る前は引いてました。
確かに、中身もタイトルに負けず劣らずの内容なんだけど、丁寧に見ていくと、
ものすごく考えさせられるのは、「ボーリング〜」同様。
こういうのを痛快っていうのかもね。笑わせてもらいましたわー。
で、「ボーリング〜」「アホでマヌケな〜」二作見て不思議に思うのは、
これだけ、毒盛り沢山なのにあんまり嫌な感じがしないのだ。少なくとも自分自身にとっては。
(もちろん、苦笑する事もたくさんあったけど。)
なんでだろうって思っていたのだけど、それは、
考える自由が見る側、つまり、自分自身に委ねられているからなんだ、と思う。
マイケルムーアは、出演者への煽りも、笑いのネタも、統計的数字も、
あくまで、見る側の考える材料として提供している。
だから、考え、掘り下げる作業をするのは、他ならない自分自身だったりするのだ。
(ただし、材料の提供の仕方や采配が、彼自身による事をわすれちゃいけないけど。)
二作とも、TV、ドキュメンタリーの映像には、
作為が全く無く、客観的事実だと信じこんでいる人には、オススメできません。
「アホでマヌケなアメリカ白人」
マイケルムーア監督が2000年に製作したTV番組"THE AWFUL TRUTH"を収録したもの。
ビデオでは4回分収録されていて、全部で3巻がビデオ・DVDで出ている。
また、この邦題の元は、監督の著作"STUPID WHITE MEN"より。
アメリカ旅行に行く予定がある人は、まず、「禁断のNYツアー」が収録されてる第1巻なんかがオススメ(笑)
番組WEB「
the Awful Truth with Michael Moore」
Michael Moore監督の経歴などが書かれたWEB
http://www.wowow.co.jp/movie/michaelmoore/contents2.htmlhttp://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/bowling-for-columbine.htm