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POSTED BY hungedman | 2004.01.06 TUE 12:34 | 編集 | 削除
イギリスBBCシンガポールノルウェードイツ突然の成功
「解体屋」企業が日本音楽チャートに嵐を呼ぶ。
日本では、或る「解体屋」企業が、全く異例の分野での成功によって
「仕事にならない状態」(or ”お祭り状態”)になっています。
(元来)会社内のものである社歌が、カルトヒットになって、
音楽チャートにまでのぼっているのです。
東京- 日本の報道機関である共同通信はこう伝える。
「日本ブレイク工業 株式会社 社歌」という社名に由来した歌が、
月曜日にOricon(これは日本の音楽チャートのうち最も影響力がある)
で嵐を呼んだ。
社歌(まあ国歌の会社版といったところですか、)が音楽チャートに
のぼるのは初めてだ。そうこうするうちに、携帯着信メロディーだの、
カラオケだのが出てくる始末。
なお、日本では大抵の会社は社歌を持っています、ハイ。
「オレたちゃ、家を壊すんだ! オレたちゃ、橋を壊すんだ!」
このロック調の歌詞は、そういいます。
この「解体屋」企業にいた或る一人の労働者が、2年前にこの歌を
作ったんですが、忘れ去られていたんです。
しかし、この歌が去る秋に或るテレビ番組(*)で紹介されると、
予想外の反響。ファンの殺到により、この「解体屋」企業の電話回線は
パンク寸前。そこでこの「解体屋」企業の経営者は、この社歌を最近
CD化したっていうわけ。
(写真注;CD shop in Tokyo: 偶然を通じてのカルトヒット)
TIME.com日本の平均的なサラリーマンが夕方に帰宅するときにカーステレオやラジオやイヤホンで
いちばん聞きたがらない歌は自分の会社の頌歌(社歌)であることは間違いないだろう。
というのは、社歌は社員が忘年会で歌わされたり、ときには工場での朝の体操のときに
歌わされたりさえする会社の曲なのである。よって、気の毒なのは横浜に本拠地を置く
日本ブレイク工業の社員である。この会社の社歌が人気の深夜バラエティ番組である
テレビ朝日のタモリ倶楽部でかかってから、これを聞いた沢山の人が番組への反応として
この曲のコピーを求めたので、会社はシングルCDとしてこの歌を発売することを決めた。
この曲は先週、オリコンのトップ30シングルリストの22位でデビューした。
「家を壊すぜ 橋を壊すぜ ビルを壊すぜ 東へ西へ」という歌詞は日本のクラブの世界での流行に理想的に似合っているようである。
この会社はポストパンク時代のニヒリズムの例となる企業であろうか。いや、日本ブレイク工業
というのは解体業者なのである。